結論: どちらのモデルも最大30秒のクリップを作れるので、選ぶ決め手は長さ以外の要素です。画像に加えて動画や音声のクリップなど、大量の参照素材に頼るシーンならSeedance 2.5を選びましょう。1080pで出力したい、1秒あたりの料金を抑えたい、参照画像を中心にしたシンプルな流れで作りたいという場合はWan 3.0です。以下の内容はジェネレーターの設定と料金に基づいているので、クレジットを使う前にひとつひとつ確かめられます。
画質の優劣はつけていません。画質は企画によって変わるので、最後のセクションで、同じプロンプトで両方を安く比べる方法を紹介します。

長いシーンのための2つのモデル
Seedance 2.5は、BestAIVideoで最新のSeedanceモデルで、ByteDance Seedが開発しました。Wan 3.0はAlibabaのモデルで、音声付きの長くつながったシーンを想定して作られています。どちらも短いクリップ向けのモデルではありません。5秒程度のよくあるジェネレーターではなく、この2つを比べる価値があるのはそのためです。
比較表
| Seedance 2.5 | Wan 3.0 | |
|---|---|---|
| クリップの長さ | 4〜30秒の整数秒で自由に指定 | 2〜30秒の整数秒で自由に指定 |
| 解像度 | 480p、720p | 480p、720p、1080p |
| 音声 | 音声スイッチあり | 常にオン |
| 開始方法 | テキスト、開始フレーム、終了フレーム、参照 | テキスト、開始フレーム、終了フレーム、参照 |
| 参照 | 画像30枚、動画10本、音声10ファイルまで | 画像10枚まで |
| プロンプトの長さ | 30,000文字まで | 20,000文字まで |
| アスペクト比 | 16:9、4:3、1:1、3:4、9:16、21:9、自動調整 | 16:9、4:3、1:1、3:4、9:16、自動調整 |
| 追加機能 | テキストモードで任意のウェブ検索 | なし |
長さと解像度
どちらも最長30秒で、短いテストもできます。最短はSeedance 2.5が4秒、Wan 3.0が2秒です。違いは精細さです。Wan 3.0は1080pで出力できますが、このジェネレーターのSeedance 2.5は720pまでです。最終版でより鮮明な映像が必要なら、それだけで決め手になるかもしれません。
参照と制御
Seedance 2.5が一歩リードするのはここです。1回のリクエストで、画像30枚、動画10本、音声10ファイルまで組み合わせられます。キャラクター、ロケーション、参照動画からのカメラワーク、声や音楽まで、制作に必要な素材一式を渡せるわけです。アップロードした素材ごとに種類と順番をプロンプトで指定すると、素材の多いリクエストでも整理して読めます。
Wan 3.0は参照画像を10枚まで受け付けます。数人のキャラクター、商品、場面設定を固定するには十分で、企画もシンプルに保てます。代わりに開始フレームと終了フレームを使いたい場合は、どちらのモデルもフレームから生成に対応しています。
音声
Wan 3.0は常に音声を生成します。そのため、セリフ、効果音、音楽はプロンプトで指定し、オフにすることはできません。Seedance 2.5には音声スイッチがあり、編集ソフトで自分で音をつけたいときに向いています。
BestAIVideoでの料金
どちらも秒単位の課金で、その差は大きく開きます。参照動画を使わないクリップのクレジットは次のとおりです。
| クリップ | Seedance 2.5 | Wan 3.0 |
|---|---|---|
| 10秒、480p | 224 | 64 |
| 10秒、720p | 504 | 128 |
| 30秒、480p | 672 | 192 |
| 30秒、720p | 1,512 | 384 |
| 30秒、1080p | 非対応 | 768 |
720pでは、同じ長さでWan 3.0の料金はSeedance 2.5のおよそ4分の1で、さらにその上の1080pも選べます。Seedance 2.5で参照動画をアップロードすると料金が変わるため、送信前にジェネレーターで見積もりを確認してください。クレジットの仕組みは料金ページをご覧ください。
どちらを選ぶか
- 予算を抑えて長いシーンを作りたい: Wan 3.0。
- 1080pで仕上げたい: Wan 3.0。
- 動画や音声を含む多くの参照を使いたい: Seedance 2.5。
- 音声なしで、自分で音をつけたい: 音声をオフにしたSeedance 2.5。
- 旬の情報をプロンプトに取り込みたい: テキストモードでウェブ検索を使うSeedance 2.5。
- 数枚の参照画像で足りるシンプルな企画: どちらでも可能ですが、Wan 3.0のほうが安く済みます。
それぞれのプロンプトの書き方
Seedance 2.5: 1回のリクエストで多くの素材をアップロードするときは、それぞれの用途を伝えましょう。キャラクターは1枚目の画像から、カメラワークは参照動画から、声は音声ファイルから、というようにします。長いシーンは展開を順番に並べた箇条書きにし、セリフは引用符で囲みます。
Wan 3.0: Alibabaが示すWan 3.0の指針は、複数のパートからなるシーンの展開をタイムスタンプで区切ること、効果音は「シュッ」という風切り音やキーボードのクリック音のように具体的に名前を書くこと、背景音楽は役割で表現することです。たとえばビジネスシーンなら、軽やかで安定した音楽、といった具合です。また、1080pで仕上げると決める前に、480pでテストすることも勧めています。
よくある質問
どちらも写真から始められますか? はい。フレームから生成で開始フレームを指定し、クリップを特定の1枚で終わらせたい場合は終了フレームも追加します。
どちらにも音声はありますか? はい。Wan 3.0は常に生成し、Seedance 2.5はオフにできます。
クリップが10秒だけの場合は? 長さの強みはなくなり、料金と参照で決まります。720pでWan 3.0は128クレジット、Seedance 2.5は504クレジットです。
同じプロンプトで両方試せますか? はい。ジェネレーターでモデルを切り替え、プロンプトはそのままにして、2つの結果を履歴で見比べてください。
安く比べる方法
- 始まり、中盤、終わりがはっきりした10秒の企画を1つ書き、展開を順番に並べます。
- 両方のモデルで480pで実行します。クレジットは224と64です。
- 連続性、動き、音を別々に評価し、良かったほうだけ解像度を上げます。
Seedance 2.5とWan 3.0を開くと、作例とすべての設定を確認できます。ほかのモデルを並べて見るにはモデル一覧を、Veo 3.1とKling 3.0の違いはこちらの比較記事をご覧ください。